雨人のコラム
| 好きな印を持とう 気に入った印を持っていますか。 職業柄、展覧会を観て回っても作品よりも先に、印に目が行きます。 日本を代表する、有名展覧会に出品されている作品にさえ、印を逆さに押してしまったり、 二度押しでぶれてしまったり、うすくて判読できなかったりと印に重きを置いていない作品を 少なからず見受けます。 印についてどれだけの人が心を留めているのでしょう。 北京で篆刻を本格的に習い始めたばかりのころ、老師に一冊の印譜を渡されました。 中国の著名な画家や書家達の所蔵する印が収められている印譜です。 その中から腕のいい画家や書家を選べというのです。 作品など載っていません。 ただ印が押されているだけ。しかも大半が本人が彫ったものでなく、 どこかの篆刻家が彫ったものです。 戸惑っている僕に老師は 「本物の芸術家は、本物の篆刻家に印を頼むものだ」 書と篆刻は同じです。絵と篆刻も通じます。 なぜこの線はここで曲がっているのか。なぜここが欠けているのか。 篆刻とは小さな方寸の世界に書や絵画、文学の要素がぎゅっと閉じ込められた宇宙なのです。 印を注文してみましょう。雨人でなくてもいいです。(出来れば雨人に注文下さい!!) いろんな印を眺めてこんな印がいいな、こんな印がしゃれてるな、 と興味を持ってみて下さい。 気に入った印が手元にあると押す気持ちも、作品を見る目も違ってきますよ。 雨人の印はまだ安いです。値上がりする前に雨人の印を手にしてみて下さい。 きっと印に対する気持ちが変わるはずです。 |
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